写真合宿 in 北海道

大学時代の写真好きな先輩二人と北海道へ行ってきました。
今回のテーマは"合宿"です。
写真のマンネリ化が止まらないため、互いに刺激をば。



旅行先: 北海道
日程: 6月29日(土)〜7月1日(月)

●06月29日(土)●
03時00分 起床
出発の飛行機が9時だったので、それに間に合うような高速バスは4時発しかありませんでした。

04時20分 羽田空港行き高速バス出発
久々の高速バスでした。もう少し人がいるのかと思いきや、僕を含めて7人しか乗車しませんでした。

07時00分 羽田空港第2ターミナル到着
羽田空港へ初めて降り立ち、迷子になるのも嫌だったので先輩らが着くのをじっと待っていました。

09時00分 北海道へ向け飛行機離陸
先輩の一人が軽く遅刻するというハプニングはありましたが、無事に出発することができました。人生二度目の飛行機です。

10時30分 新千歳空港に飛行機着陸
到着すると天気は曇っており、少し不安が残る中、レンタカーを借りて小樽へ向けて走り出しました。普段から車を運転している僕の出番です!

13時00分 小樽到着
まずは昼食を摂るべく、駅周辺を散策です。
とにかくウニ&イクラ丼が食べたかったので、電車の廃線を横目に人だかりのあるお店へと入りました。



お店のご好意でウニ&イクラ丼のご飯は大盛り、さらにエビの味噌汁もサービスしてくれ、大変満足のいく昼食となりました。やはり、北海道のウニとイクラは格別ですね。

14時20分 小樽散策開始
初日は小樽で一泊の予定だったので、チェックイン前に小樽運河周辺を歩き回りました。


思ってたよりも運河は小さく、有名な撮影スポットもごく一部だった気がします。とりあえず、夜のライトアップの下見をしたという感じでした。

16時00分 ホテルグランドパーク小樽へチェックイン
散策中、想像以上に日差しが強く体力を消耗したので、一度、ホテルで休憩を兼ねて夕方と夜の予定を決めました。
①. 積丹半島まで赴き、積丹ブルーを満喫後、小樽運河の夜景
②. ロープウェーで天狗山へ行き小樽の夜景を満喫後、毛無山からの夜景も満喫
③. どこか夕日を満喫できるところへ行き、山に登って小樽の夜景

18時30分 小樽周辺 夜の部


いくつか案が出たのですが、結局、小樽市内からほど近い祝津で夕日を見て、小樽運河の夜景を収めました。
夕日と夜景の間に夕食を摂りました。海鮮もしくはジンギスカンが食べたかったので車で市内を走らせたのですが、飲食店はほとんど閉店していました。諦めかけたとき、回転寿司のお店が営業していたのですぐに入店しました。そこにはたくさんのお客さんが待っており、結局、みんなも営業しているお店が少なくてここに辿り着いたんだなと思いました。
しかし、回転寿司の味は絶品で、ホタテの味噌汁も素晴らしかった・・・あの優しい味は忘れられません。

22時00分 ホテルへ
これにて一日目が終了しました。
大まかな計画はありましたが、基本はその場その場で自由に写真を撮って移動するスタイルは良かったと思います。

●06月30日(日)●
06時30分 起床
「よく眠れた」とは言えない中、この日、午前中に大移動が控えていたので早めに起きました。

07時30分 朝食
ホテルの朝食バイキングへ行き、優雅な朝食を。昨日の味噌汁が忘れられず、朝からエビのお吸い物を飲み干し、一日のエネルギーを注入しました。

08時30分 チェックアウト、美瑛へ向け出発
昨日の運転は全て僕でしたが、今日の運転は違います。途中から先輩に替わってもらい、美瑛を目指します。この旅の最大の目的地でもある美瑛。写真を撮り始めて数年・・・美瑛に行きたくて行きたくて仕方がなかった。ついにその夢が叶います。

11時00分 ケンとメリーの木に到着
道中、美瑛らしい景色に歓声をあげながら、最初に到着したのがこの木です。


到着したときは撮りたい風景が見つからず、何とも微妙な写真を撮っていましたが、少し離れたところにうねりのある大地があるではありませんか!このうねりを求めて北海道に来たのです!
なんだかんだ言いつつ、ここで1時間も使ってしまいました。ここの1時間が、後々、大きな影響を及ぼしました。

12時00分 美瑛ポテトの丘に到着


箸休め。

12時30分 セブンスターの木に到着
この時、既に美瑛の魅力にとり憑かれています。


車を走らせるとそこに広がる広大な大地。これぞ北海道。
正直、セブンスターの木は微妙でした・・・。

13時20分 親子の木に到着



ガイドブックの写真と全然違う!この言葉に尽きます。
親子じゃなくて親戚の子たちも生えてきてしまっていて、何とも微妙な名所になっていました。

14時00分 マイルドセブンの丘に到着
「シャッターを押すだけの簡単なお仕事」


この風景には完全にやられました。この旅で一番感動した風景です。ただ木が立っているだけなのに、こんなにも惹きつけるものがあるとは。
そして、この芝生みたいなものが麦であると知るのでした。

15時20分 パフィーの木に到着
写真のポイントが分からず、車を止め、適当な場所から撮りました。


これが本当にパフィーの木なのか分かりませんが、僕らの中ではパフィーの木です。

15時40分 移動中に北海道らしい光景を目の当たりにする


牧草ロールがお菓子可愛い!

16時00分 クリスマスツリーの木に到着
Simple is the best.


夕方に伸びる影も相まって良い雰囲気です。

16時50分 青い池に到着
Mac OS X Mountain Lion の壁紙にも採用された名所です。


もちろん大変綺麗なところでしたが、なんとなく物足りなさを感じました。
やはり、朝もやなどの霞がかった時の方が良さそうです。

17時30分 しらひげの滝に到着
青い池のすぐ近くに滝があると知り、行ってみたのですが・・・。


橋の上から見下ろすタイプで、少し残念でした。これでは構図を考える間もなく決まりです。

18時30分 谷成吉思汗(たにジンギスカン) in 富良野
二日目の宿泊施設は少し遠いので、夕飯を先に食べることにしました。
北海道と言えばジンギスカンです。
人生初のジンギスカンの味は、想像していたものより臭くなく普通に食べることができました。しかも、価格も手頃で大満足でした。

20時00分 星野リゾート トマム ザ・タワーホテルへ向け出発
ここで問題が発生しました。
向かうホテル周辺はホテルくらいしか施設がないため、残りのガソリンでは帰ってこれなくなる可能性がありました。そのため、富良野市内のガソリンスタンドを探すことにしたのですが、どこも営業してない!少し焦りが見え始めたとき、24時間営業のセルフスタンドを発見しました。

「ほっ・・・」
今回の旅ではガソリン満タン返し不要だったので、10リットルだけ給油しましたとさ。

21時45分 トマム ザ・タワーホテルにチェックイン
道中、夜空を眺めると満天の星空が広がっていたので、星を撮ることにしました。フロントに了承をとり、ゴルフコースからアタック開始です。

22時00分 星空撮影開始
僕はよく星を撮っているので肉眼で天の川も見てますし、それほど驚くことはなかったのですが、先輩たちは満点の星空に驚いていました。星空の魅力が少しでも伝わっていれば良いな。


写真の方はと言うと高速道路の光害が邪魔でしたが、北海道の星空を収めることができたのは嬉しかったです。
しかし、前日にも小樽運河の夜景の際、三脚を使用しましたが自由雲台は使いにくい。旅行用なので目を瞑りますが、メイン雲台には成り得ません。

23時00分 ホテルへ
これにて朝から夜まで動き回った二日目が終了しました。
翌日は、早朝、ホテルから数分の雲海テラスにて雲海を眺める予定でした。起床予定時刻が3時です。この時、ケンとメリーの木で1時間も使ってしまったことに後悔しました。

●07月01日(月)●
03時00分 起床
昨夜はお風呂等の時間もあり、ベッドに入ったのは0時過ぎでした。結局、睡眠時間が3時間弱という悪条件の中、ホテルの外を見てみると・・・雲海が広がっていました!
ホテルから雲海が見えるということは、雲海テラスからはさぞ素晴らしい雲海が見えるはず!

03時45分 雲海テラスへ向け出発
同じホテルに宿泊したリタイア組の方たちとバスに乗って移動開始です。朝から元気なリタイア組を横目に、僕はあまりの睡眠時間の少なさに体調が悪かったです。

04時20分 雲海を望む


正直、ホテルで見たときの方が感動しました。
本来なら辺り一面が雲海に包まれるようで、こんなものではないようです。天気に左右される分、今回は仕方ありませんね。

05時00分 ホテルに戻り仮眠
さすがにこのままでは帰りの運転が困難になるので仮眠をとりました。
先輩の一人は合宿の名に相応しく、「朝活」と言いながら雲海の中へ消えて行きました。

07時00分 朝食
仮眠のお陰で体調もだいぶ良くなったのでホテルの朝食バイキングへ行ったのですが、お店まで500メートル近く歩かされました。なんであんなに遠いんだよ!
帰りはバスに乗って部屋に戻り、最後の身支度をしました。
そういえば、僕たちが宿泊した部屋ですが、最上階のスイートルームのような気がしました。宿泊の際、良い部屋に変えてくれたそうで・・・お風呂がすごかったです。

08時30分 チェックアウト、旭川空港へ向け出発
最終日の今日は13時30分の飛行機へ間に合うよう、12時頃には空港へ行かなければなりませんでした。とりあえず、旭川空港へ向け昨日来た道を戻ります。


トマム ザ・タワーホテルともお別れです。

10時20分 かんのファームに到着
空港までの通り道、何か名所はないかと探しながらの走行となりました。
現在、嵐が出演するCMでも話題の5本の木があるという情報を目にし、早速行ってみました。

「確かに5本の木は見えたけど遠すぎて小さい」


という訳で、5本の木とは全く関係ないこの写真でお茶を濁します。満開だったらさぞきれいでしょう。

10時30分 5本の木に到着
さすがに小さいままの姿では満足できなかったので近くに寄って行き、かんのファームから見た時よりは大きく収めることができました。しかし、これ以上は近寄れません。5本の木は私有地にあるため、普通なら道から撮るので限界です。
諦めかけたその時、目の前で土地の所有者に許可をもらって畑の中へ入って行く集団がいるではありませんか!早速、僕たちも交渉してみることにしました。


交渉成立です。
この後、僕らの姿を見た人も交渉したようですが、許可が下りなかったようです。

11時00分 北海道の雄大な姿と夏らしい雲に魅了される
北海道滞在の残り時間も少なくなっており、とにかく最後まで写真を撮り続けようと奮闘していました。


11時20分 マイルドセブンの丘でフィニッシュ
言葉は必要ありません。


11時50分 レンタカーを返却し、旭川空港へ
これにて北海道の全行程が終了しました。事故もなく、楽しい旅行でした。

12時00分 空港で旭川ラーメンをすする
最後の食事はラーメンに決めました。
海鮮・ジンギスカンと北海道名物を食べ尽くし、最後に残ったのはラーメンだったからです。空港のお店の中でもラーメン屋だけ長蛇の列だったので、みんな考えることは一緒です。

13時30分 羽田空港へ向け飛行機離陸
お土産も買ったしやり残したことはありません。
機内ではそれぞれのカメラを回し、それぞれが撮った写真を眺めていました。

15時00分 羽田空港に飛行機着陸
先輩二人とはここでお別れです。
最終日、前日の疲れもとれないまま、雲海のために早起きしたりで疲労困憊だったため解散しました。本当にお疲れ様でした。
僕はと言うと、帰りの高速バスまで空港で待機を余儀なくされました。

17時20分 帰路に向け高速バス出発
バスに乗ってしまえばこっちのものです。翌日から仕事だったので、とにかく眠りました。

20時10分 最寄りのバス停に到着
バス停に車を止めていたので、車に荷物を積み込みました。

20時20分 帰宅
無事帰宅しました。
以上。




こうしてつらつらと書きましたが、全行程で天気にも恵まれ、写真好きな僕たちにとっては本当に助かりました。晴れ男は誰だったのでしょうか。

北海道内の移動は全て車でした。あちこち観て回るのにレンタカーは最適ですし、走行している車もほとんどがレンタカーという異様な光景。あれは北海道ならではですね。
車中では、写真好きな人が集まったということもあり、写真やカメラの話ばかり。普通の人ならあり得ないでしょう。僕は本当に楽しかったですけど!

初めての北海道でしたが、とても楽しかったです。美瑛がすごく魅力的で、また北海道へ行くなら美瑛だけでも十分な気持ちさえします。黄金色に染まる秋の麦畑を撮りたいです。
今回、こうして楽しめたのも先輩二人のご用意があったからだと思います。本当にありがとうございました。


最後に、これだけは言わせてください。

「抜け」と「追い込み」

これからも抜けの良い日にピントを追い込んで良い写真を撮っていきましょう!

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