伊太利亜

新婚旅行にて、ヨーロッパ初上陸です。



旅行先: イタリア
日程: 5月1日(火)〜5月10日(木)

なかなか行けない地域(長期間の休みおよび資金が必要)ということもあり、思い出を残すためにたくさんの写真を撮りました。記録写真が多いとは思いますが、ご容赦ください。

4月30日(月) 前泊
出発の飛行機が10時30分発ということもあり、集合が8時30分でした。そのため、自宅から始発で向かっても厳しいということで…空港からシャトルバスで5分のところに前泊しました。後になって、深夜の高速バスなら前泊せずに辿り着けたことが分かったのですが、旅行前から疲れてしまうのも本末転倒なので前泊して良かったと思います。
前泊の余裕からか、展望デッキで写真を撮ったりして時間を潰しました。

5月1日(火) 移動
いよいよ出発です。10時間を超えるフライトは初めてだったのでドキドキでした。ただ、色々と準備をしたのでご紹介します。
・ノイズキャンセリングイヤホン(単4電池式):長時間のフライトもバッチリ
・ネックピロー(ポンプ式):首の疲労低減…思ったよりも快適にならず
・マスク:眠らなかったので…結局使わず
・上着:少し寒かったので…持ってて良かった
・モバイルバッテリー:20,000mAを新調…フライト中は使わず
こうして振り返ると、若干、残念感が漂ってますね。ただ、ノイズキャンセリングイヤホンはもっと良いものが欲しくなりましたとさ…。
実は、今回はオランダのアムステルダムで乗り継いでイタリアに行くプランでした。そのため、成田からオランダまでは映画を4本観終わる頃に着きました。次は人生初の乗り継ぎだったので若干の不安を残しつつ乗り継ぎ手続きをしようとしたのですが…何と僕たち二人の席がありませんでした。成田を出るときにSTANDBYだったのでその場で確認した際、現地に行かなければ分からないと言われしぶしぶ旅立ったのですが、まさか現地で席が無いとは思いませんでした。ただ、幸いにも空き席があったので"何とか"イタリアに到着できたのですが、KLM航空は二度と使うまいと誓いました。
この日は移動のみだったのでホテルへ着いてからすぐに寝ました。

5月2日(水) ミラノ&ベローナ
分厚い雲が空を覆う曇天でした。イタリア初日から雨になるのかなぁというガッカリ感と共にミラノ大聖堂を訪れました。
外観も内部も厳かで素晴らしかったです。実際、この後もいくつかドゥオモに訪れましたが、精巧さは一番でした。内部見学の後、雨になってしまったのは残念でしたが…。
次はベローナに立ち寄りました。この街のメインはジュリエットの家です。
大混雑している割には「なるほど…」という感じでした。そもそもロミオとジュリエットにあまり興味がないので記念に残しただけですが、その他の街並みは魅力的でした。このとき、頭の中でマカオの風景とのダブリ感がなかなか抜けませんでした…。
散策時間が少なかったのですが、もう少し滞在したかった街No.1かもしれません。高台からも撮ってみたかったなぁ。
この後はホテルへ向かい、近くのスーパーに買い出しに行ってイタリアのハムやチーズを格安で楽しみました。

5月3日(木) ヴェネチア
この旅で楽しみだった街No.1 or No.2のヴェネチアです。ゴンドラと街並みを撮りたくて撮りたくて仕方がありませんでした。ただ、最初はドゥカーレ宮殿です。
天井ばかり見上げて写真に収めたのですが、やはり写真では伝わりにくいですね。装飾は派手で色も鮮やかでヨーロッパ感が満載でした。
宮殿からの眺めもなかなかの雰囲気でした。もちろん、有名なため息橋からの景色もありますよ。
この後はサンマルコ寺院を訪れましたが撮影禁止のため写真はありません。写真がないと記憶にもあまり残らないなぁ…まずいな、こりゃ。
次はガラス工房へ行ってヴェネチアンガラスの見学、ゴンドラに乗って周遊…というプランになっていたのですが、このプランを堪能してしまうとヴェネチア最大の目的であるゴンドラと街並みの写真が撮れません!そこで、それらプランを諦める代わりに自由時間にしてもらいリアルト橋へ向かいました。
これです。これが撮りたかったのです!ただ、なかなか良い感じにゴンドラは来ませんし、そもそも中型〜大型船が多くシャッターチャンスは難しかったです。あとは天気ですね…ここでも曇天でした。
その後はふらふらと歩き回って路地とゴンドラを収めました。
この雰囲気は最高です。どこかのヴェネチアンとは大違いでした。
人でごった返しているサンマルコ広場は水浸しになることはなく、これにてヴェネチアは終了です。あっという間でした。
さらばヴェネチア。
この日は次の目的地近くのホテルへ移動して終了です。

5月4日(金) フィレンツェ
この旅で楽しみだった街No.1 or No.2のフィレンツェです。ヴェネチアかフィレンツェかというくらい期待していました。
ミケランジェロ広場からの風景です。高台からの風景って最高です。僕なら少なくとも30分は滞在したいのですが、わずか5分ほどで終了でした。さすがに短すぎる…悲しすぎる…。
街中へは車で行けないので、少し離れたところから歩かなければならないのは少し苦痛ですが、憧れだったフィレンツェの中にいる自分に感動しました。最初に訪れたのはウフィツィ美術館です。僕はあまり絵画や美術品に詳しくないので眺めていただけですが…。
入場チケットに描かれていた絵画なのでおそらく有名だと思います。
これは本物だそうで、いつかはレプリカに置き換わるでしょう。
次は、ピサへ行ってピサの斜塔(現地ではピサをピザと呼ぶのが正しく、日本で言うピザはピッツァだそうです)を眺め、登る…というプランになっていたのですが、このプランを堪能してしまうとサンタマリアデルフィオーレ大聖堂と赤い屋根の街並みが撮れなくなってしまうので、二日連続で用意されたプランを諦め、自由時間をもらいました。フィレンツェでどうしても撮りたかった風景は…
何とか収めることができました!450段程度の階段を登る価値はありました。ただ、ここでも天気がいまいちでしたが、そればかりは運なので…。あと、落下防止のために金網で囲まれており、網目が小さく、網が入らないように撮るのは大変でした。いや〜でも、この写真が撮れたのは本当に満足です!
もちろん、大聖堂だけでなく、他の建物も素晴らしいかったです。
フィレンツェでは革製品が有名なのでお土産に買ったりもしましたし、自由時間にして本当に良かったです。ピサの斜塔はまたその内…最悪、行かなくても良いかな。

5月5日(土) ナポリ&アマルフィ
フィレンツェからローマを経由してナポリへ電車で向かいました。
電車は普通に快適で何も問題ありませんでした。ただ、座席が回転しないところは良くないですね。
ナポリは観光というより中継地点として少し歩いた程度なので写真は少ないのですが、街並みから治安の悪さが分かります。イタリア人から見てもそのように思うことが多々あるそうなので事実なのでしょう。
お城もありましたが、ただ撮っただけです。ヌオーヴォ城だそうです。
ナポリからバスでアマルフィを目指しました。断崖をひたすら走るのですが、道幅も狭く見通しも悪く、現地のドライバー以外は厳しい道でした。もちろん、レンタカーを借りて運転する観光客もいるのですが擦れ違い方を分かっておらず、何度か立ち往生してしまうこともありました。毎日運転する僕でも、アマルフィへの道は運転したくないですね…。
アマルフィへ向かう途中、数分だけ下車して撮ったのですが良い雰囲気です。ただ、ここ以外にも色々と撮影スポットがあったので、他にも立ち寄りたかったです。
期待し過ぎていたせいか、あまり感動しなかったアマルフィ。ただ、陽が出るとその独特な雰囲気にブーストがかかり、太陽が似合う街だと思いました。もう少し長い時間晴れていて欲しかったなぁ。
日が沈む前にナポリのホテルへ行ったのですが、ホテルの周りは壁で囲まれていて夜の外出は極力禁止で…やはりナポリは危険な街と印象付けられました。

5月6日(日) カプリ島&アルベロベッロ
カプリ島と言えば青の洞窟です。その日に青の洞窟に入れるかどうかは現地に行かなければ分かりません。もちろん、朝の段階で大雨だったり風が強かったりしたら、おそらくカプリ島へ行っても無駄なので判断はつくと思います。
この日の朝は風が強かったのですが、天気はそれなりに良かったのでカプリ島へ向かうことになりました。ナポリの港から400人くらい乗船できる中型船で一時間弱でした。一時間の乗船と言えば、香港からマカオもそのくらいの時間だったので何となくいけるだろうと安易に考えていました。出発からほどなくして、この船は香港よりヤバいのではないか…という不安を感じました。念のため酔い止めは飲みましたが、揺れる揺れる。
出発から二十分後くらいに僕は尿意を催しましたが我慢していました。しばらくするとトイレへ向かう?人々が多いような気がしました。カプリ島へ近付いた頃、僕もやっぱりトイレへ行こうと決意し、甲板へ出たのですが…そこには20人を超えるグロッキー状態の人々がいました。その人々の手にはビニール袋があり、中には液体のようなものが見えました。船員は危なそうな人にビニール袋を渡していたり、液体が入ったビニール袋を回収したりと大忙しでした。なるほど…こういうことだったのか。
トイレ待ちの間、周りでは地獄絵図が広がっており、僕も段々と気分が悪くなってきました。何とか無事にトイレを済ませ席に戻ったのですが、気持ち悪さは倍増し、トイレへ行ったことを後悔しました。
やっとの思いでカプリ島に到着したのですが、海上では波がすごかったので青の洞窟へは絶望的かと思いきや…判断はGoでした。ちなみに、前日はNGだったそうです。
精神的に気分が良くなったのも束の間、中型船を降りてからすぐに20人くらい乗船できる小型船に乗り換えです。僕らは朝一番の船でカプリ島へ来たのでそこまで混んでいなかったのですが、いかに早く青の洞窟の前に行けるかどうかで待ち時間が変わるということで、船酔いした体調の回復を待つほどの余裕などなく移動です。
小型船で約20分後、青の洞窟前に到着しました。ここからは3〜4人が乗船できる小型ボートに乗り換えて青の洞窟へアタックします。
写真中央の穴に入るのですが、乗客は仰向けに寝ながら、船頭はマトリックス状態で壁に打ち付けられた鎖を引っ張りながら洞窟へ入りました。
先程までの気持ち悪さは吹っ飛び、その絶景に興奮しました。ただ、僕の乗船場所が悪く、納得のいく構図で写真が撮れず…洞窟内にいる時間も数分程度なので後悔も少し大きいです。ただ、この場所にもう一度行きたいか?と問われると首を横に振ってしまうので、洞窟に入ることができたことだけでも幸せだったと前向きに捉えようと思います。
この後、カプリ島内でお昼を食べたのですが、帰りの船のことを考えて腹四分目にしておきました。
帰りの船は行きに比べるとほとんど揺れず、安全にナポリへ帰ることができ良かったです。
次の目的地へ向けバスで大移動を開始しました。カプリ島での疲れも溜まっていたのですが、途中、うねりある広大な丘を目の当たりにし撮りたいなぁと思いつつもバスは止まりません。こういうときこそレンタカーで移動したいと感じますね。
夕方になり、やっと目的地へ到着しました。
アルベロベッロというとてもユニークな街でした。最近、流行りつつある観光地ですが、イタリアの中でも南に位置するので、北イタリアを周遊するプランだとなかなか訪れることがない街だそうです。
トンガリ屋根のお家を間近で見ると意外と大きかったです。
日本人が経営するお店もあり、そこでたっぷりとお土産を買い夕方のほのぼのとした時間を過ごすことができました。

5月7日(月) マテーラ&ポンペイ
本日の目的地へ向かう前に、朝ご飯の後、再びアルベロベッロの街を訪れました。実はホテルから徒歩7分くらいだったので、後悔しないためにも向かいました。
少し早起きして良かったです。前日は前日でのっぺりとした良い雰囲気ですが、晴れた朝日は立体感を生みます。やはり写真は朝に限りますね!
ここからはローマに向け、途中で見所の観光地があれば訪れる…という考え方でした。そのため、次の目的地はマテーラです。正直、あまり期待はしていなかったのですが、予想以上に良かったです。
陽が当たると映え方が倍増します。街を見通せる場所も多く、街中にも入っていけるのでコンパクトな街になっていました。ただ、階段が多いので足腰に不安がある人は大変かもしれません。
ゆっくり散策すれば、素晴らしいストリート(?)スナップが撮れると思いました。俄然、カッパドキアに行きたくなりました。
マテーラを離れ、次はポンペイを訪れました。フニクリフニクラと言われてピンと来ますか?
ポンペイは隅から隅まで回ろうと思うとかなりかかるらしく、今回は20%くらいしか回れませんでしたが、雰囲気はよく分かりました。
約2,000年前の姿でそのまま残っているのはすごいですね。そして、現代と大きく変わらない生活をしていたというのは驚きました。テルマエロマエの世界を感じることもできました。
ただ、天気が下り坂となってしまい、ベスビオス火山も見ることができなかったのは残念でした。どうも天気の運が無いようです…。

5月8日(火) ローマ&バチカン
実質、最後の観光日で、大トリはイタリアの首都です。朝から雲行きが怪しい…。
この日、最初に訪れたのはバチカン美術館です。螺旋階段で有名な正面ゲートでなく、裏ゲートからだったので残念でしたが、人もとにかく多く、これは仕方ないことだと思います。
人に酔ってしまい、正直、楽しめませんでした…。綺麗だし独特な雰囲気なのは分かりますが、みなさんが絶賛するほどではなかったです。
この後、車窓からローマを少し楽しみ、次に下車したのはコロッセオです。
傘を差している人々が写っていることからも分かるように、既に雨が降っています。コロッセオの中には入らなかったのですが、その大きさは十分に堪能できました。
次はトレビの泉です。ここは工事が多く、訪れても見ることができないことが多々あるそうですが、今回は無事に見ることができました。
トレビの泉の隣にあるお店でジェラートを食べ、ローマを堪能しました。ただ、絶賛雨模様です。
最後の最後はスペイン広場でした。雨が次第に強くなり、大雨の中での観光となりました。
途中、雨を避けるため、また、最後のお土産を調達するために近くのスーパーマーケットに寄ったりもし、雨のローマ観光を終えました。

5月9日(水) 移動
帰るまでが旅行です。
ローマからアムステルダム、アムステルダムから成田ルートで帰ります。前者は2時間弱なのでぼーっとしていたら着きました。たまたま窓側だったので写真も撮りました。
アルプス山脈だ!
オランダのパッチワークだ!
後者は11時間弱で通路側だったこともあり、映画を3本鑑賞、残りの時間は寝て過ごしました。

5月10日(木) 帰宅
成田に着くと日付も変わっており、9時頃でした。成田エキスプレスと新幹線を駆使して最短時間で帰るのも良かったのですが、スーツケースを引きずって乗り換えるのが面倒だったので…高速バスを待ち、ただひたすら寝て帰りました。
夕方頃に自宅に到着し、無事に新婚旅行を終えることができました。


実は、今回はツアーを申込んだため、添乗員同行だったりご飯も用意されていたり移動もバスで楽だったりと至れり尽くせりだったのですが…自由時間が少なく、立ち止まっても数秒〜数分なので写真の構図に時間をかけることができないのは残念でした。ただ、ツアー初体験は良い機会となったので、これからの旅行に活かしたいと思います。

ちなみに、添乗員や現地ガイド曰く、この時期にこんなに雨が降るのは珍しい…と。ただ、実際に天候に左右されるのはカプリ島の青の洞窟だけなので、その青の洞窟へ入ることができたのは運が良かったと思います。
とりあえず、僕の人生におけるイタリアは終了で良いと思います。他にも色々な国や地域へ行きたいので、まだ見ぬ世界を堪能してから改めてイタリアというのはありかもしれませんが、その日は来ないでしょう?

後日、この投稿を推敲することもあるかもしれませんが、まずは共有まで。
直前にSDカード64GBを追加購入しておいて良かった〜!

最後に、持って行った機材を紹介して終わります。
・X-T2+23mm1.4f(UHS-II 64GB×2)
・X-T1+50-140mm2.8f(SDHC Class10 32GB)
・予備 SDHC Class10 32GB
・予備 バッテリー×2
・ミニ三脚
・C-PLフィルタ
・ブロアー
・各種レンズペン
・2本同時に充電できる充電器(MicroUSB対応)
・モバイルバッテリー 20,000mA

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