GIMPによる流星雨合成

最近、流星群の写真を撮ることが多かったので、その後の画像処理について悩んでいたのですが、色々と調べた結果、自分なりに一つのアウトプットが出せるようになったので備忘録として。
下記は本当に初歩的なことなので、上級者の方は、是非、そのやり方をご教示いただければと思います。

今回は僕の環境であるGIMP-2.10.8前提での手順です。

< 準備するもの >
・ベースにしたい写真 1枚:a
・流星が写った写真 N枚:b,c,d...

< 手順 >
・GIMPを開き、ファイル→開く/インポートにて a を選択して開く。
・(手順X)
・次に、ファイル→レイヤーとして開くにて b を選択して開く。
・b に対し、レイヤーモードを Difference にし、不透明度を 50% にする。
・b に対し、ツールボックスの移動と回転を駆使し、a と位置合わせをする。
   ここでの注意は、完璧に位置合わせはできないので大体で良い。
   合わせ方のコツ(?)は、b の画像中心付近の星を a に合わせた後、回転させる。
   (画像中心から離れた北極星やオリオン座に合わせ回転させても全然合わない)
・b に対し、レイヤーモードを Lighten only にし、不透明度を 100% に戻す。
・(手順Y)
・b に対し、ツールボックスの自由選択を用い、流星だけを囲い、enter で範囲を確定する。
・選択→選択範囲の反転をし、編集→消去で流星以外を消去する。
   すると、a に流星だけが合成されたようになるが、もし、上手くできない場合は
   アルファチャンネル(透過)を追加しなければならないため、
   手順Yまで戻り、b レイヤーを右クリックし、アルファチャンネルの追加を施す。
・選択範囲が維持されたままなので、選択→選択を解除としておく。
・b に対し、色→Levelsを開き、Clamp input を微調整する。
   b の流星以外の輝度を a に合わせるためで、切り抜いた流星が a に馴染めば良い。
・手順Xに戻り、c に対して同様のことを行う。以降同じ。


ベース画像をスタックしてノイズレスなものにした上で合成するとより良いと思います。Windowsでは無料のSequatorで、Macでは有料のStarry Landscape Stackerを活用するのが手っ取り早そう…これである程度は見られる写真になるようです。
僕はMacなので、iMacを新調した暁には有料ソフトを入れようかなと考えております。

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