マーライオン

昨年の香港&マカオに続き、今年はシンガポールにて合宿でした。


旅行先: シンガポール
日程: 3月8日(金)〜3月12日(火)

3月8日(金)→3月9日(土)
出国が23時ということもあり、15時には仕事を切り上げ急いで準備をしました。なかなか業務が詰まっていたこともあり、支度が全然できていなかったので…。今回、大きな忘れ物もなくて良かったです。
21時に羽田空港へ集合し、前回の二の舞とならぬよう機内食の確認をしてからご飯を食べることにしました。今回は天むすを選びましたが、実は昨年のアメリカへ行く際も同様に天むすを食べており、その手軽さとコストパフォーマンスを改めて実感しました。
今回、初の試みでWi-Fiを借りずにプリペイドSIMを活用しました。実際、シンガポールでの使い勝手も良く、通信速度も全く問題ありませんでした(たまに通信が切れたりもしましたが)。事前にAmazon Japanで調達できる点も良いですね。先日、スマートフォンの機種変更をして1台余っていたのでSIMフリー化し、海外旅行専用端末として活躍できることを確認できたので重宝しそうです。

前置きはこのくらいにして、写真を混じえつつ振り返ります。
日本とシンガポールの時差は1時間しかないので、日本を23時出発するとシンガポールには5時に到着します。つまり、機内で寝ておかないと到着日の日中の行動に影響します。事前に機内で観たい映画をピックアップしていたのですが、そこは我慢して寝る努力をしました…眠れませんでした。座席に問題もありますが、もっと良いノイズキャンセリングイヤホンが欲しいですね。
シンガポール空港(=チャンギ空港)に到着すると意外と空いていました。入国手続きも渋滞せず快適でしたが、ボールペンを忘れなければもっと良かったと思います。空港内はもちろん冷房が利いていたので現地の空気を感じることができず、朝5時の外気に触れてみたところ…絶望しました。まさに日本の熱帯夜で先が思いやられた瞬間でした。
初日の午前はツアーパックのため団体行動でした。出発まで少し時間があったのでホテルの周辺を散策しました。最寄り駅から少し距離があるということは事前情報で分かっていたのですが、このときも最寄りのセブンイレブンまでの距離に不安を抱きました。
ツアーの定刻になったので出発です。まずは女子ウケ抜群のカトンへ向かいました。…5秒で終了しました。窓も汚い車窓からだったので写真はありません!移動時間に何分使ったと思っているんだ…。
次に向かったのはシンガポール創建者のラッフルズ像がある記念の地です。
自由行動だった場合、あえてこの場所には来ないなぁという印象です。ただ、夜は夜で良い雰囲気かもしれません。
次に向かったのはシンガポールと言えば…という世界三大がっかりスポットのマーライオンです。がっかりスポットと言えど、名所に変わりはないので写真に収めておこうと思ったところまさかの工事中。ミニマーライオンしか撮るものがありませんでした。
マーライオン公園からバス乗り場まで歩いていると、見たことある人と擦れ違った気がしました。もちろん声もかけず振り返りもしませんでしたが少し怖かったです。
というどうでも良いエピソードの次はチャイナタウンです。
若干、マカオが脳裏をよぎりましたが良い感じのストリートでした。他のツアー客はというと、ガイドおすすめの生マンゴーを食べていました。…結局、僕らも駆け込みで食べましたが、まぁ安い割には美味しかったですよ。
さて、お待ちかね…シンガポールでの初めての食事の時間がやってきました。様々なお店が並んでおり、迷った挙げ句…ガイドが並んでいたお店に決めました。
安っぽい醤油焼きそばのような感じでしたが、お肉は良い感じでした。
昼食後、本来であればツアーの続きがあったのですが、ここで抜けても良いということで…チャイナタウンを満喫するためにもすぐに抜けることを決意しました。
ガイドブックに載っていた建物ですが、もっと奥まったところにあると思いきや…大通りに面していて、その大きさに驚きました。中も豪華な作りでした。
すぐ近くにはヒンズー教の建物もありました。独特な装飾が毒々しいような…色使いも日本や中国とは異なります。
仏教,ヒンズー教のいずれも祈りを捧げる人がいる中で写真を撮るのは少し気が引けました。ただ、撮影禁止ではないので電子シャッターで無音撮影が役に立ちました。
機内では眠れず、シンガポールに着いてからもほぼ休憩なしで動いていたのでさすがに疲れを感じたため、一旦、ホテルに戻ることにしました。
ルームメイキング(エクストラベッドの搬入)が終わっていませんでしたが、部屋に入り休憩することにしました。早速、撮った写真を振り返ったり、翌日からどこへ行くかなどを検討している内に日が落ちていました…つまり3時間ほど眠っていました。ただ、この3時間の睡眠で体力が回復したので夜活を開始しました。
まず向かったのはマリーナベイサンズの噴水ショーです。到着したときには開始5分前くらいで、真ん中のベストポジションは空いていなかったので横の方から撮影しました。何となく嫌な予感はしていたのですが、風下になってしまい、水しぶきに注意しながらの撮影となりました。噴水ショー自体は「まぁこんなものか…」という感じでしたが、唯一、坂本龍一の戦場のメリークリスマスと共演したのには鳥肌が立ちました。
次はガーデンバイザベイのスーパーツリーのナイトショーへ向かいました。直線距離ではそこまで遠くないのですが、ルートが分かり辛く、ショーが始まるぎりぎりに着きました。そのため、ベストポジションが分からず…何となく良さそうなところでシャッターを切りました。
ショーが終わってからもライトアップが続くので、ベストポジションを探しながら歩き回ったのですが…結局、正解が分かりませんでした。
帰りはくたくたの足のせいで歩くペースが自然と落ち、ホテルの最寄りのコンビニ(セブンイレブン)で夕飯を調達して帰りました。コンビニで買ったカレーは意外と美味しくて良かったです。ちなみに、コンビニで箸やスプーンはもらえたのでしょうか…特に気にせず帰って来てしまい、ホテルに小さなスプーンがあったから良かったものの、何もなかったら食べることができなかったのでコンビニ事情が気になります。
長かった一日目もこれにて終了です。深夜便で現地に到着すると、その後の疲労度が半端ないですね。

3月10日(日)
起床したのは8時前でした。特に目覚ましもかけずに眠りについたので仕方ないですが、早朝から張り切って合宿!という流れでもなかったと思います。ということでゆっくりと朝食を済ませ、10時頃に二日目を開始しました。
リトルインディアン周辺のヒンズー教の建物を見て回ろうと目的地を目指していたのですが、駅に素晴らしいスポットが…。
おそらく、一日中いられると思います。完璧な写真を撮るには"ヤラセ"が一番ですが。
リトルインディアンから少し離れたところからスタートしたので観光客は少なかったです。そして、様々訪れた寺院の中で一番広くて見やすかったです。相変わらずの色使いですね。
次は人だらけでした。おそらく、ここが一番有名な寺院だったのでしょう。もちろん、祈りを捧げる人も多かったのですが、そこに観光客が混ざったことでインスタ女子たちは混乱していたように見えました。
そろそろ昼時ということで"るるぶ"に掲載されていたお店に向かいました。
長崎ちゃんぽんのような料理でしたが味は絶品でした。るるぶ掲載店にハズレなし!
ちなみに、お店の向かいの建物がこれまた綺麗でした。
涼しい室内で体力が少し回復したので、その勢いでイスラム教を堪能しに行きました。
カレーの匂いを感じつつ、良い感じのストリートを歩くと…
誰もが想像するモスクとは異なりますが、これはこれで良い味を出していました。もちろん、誰もが想像するモスクへも行きました。
現地の人に見られながら川を越え…
一番有名なモスクへ着きました。肌を過度に露出している人は上着やスカートを着用すれば中へ入れるので、半ズボンの男性がスカートを履いている様子は少し異様でした。民族衣装とは別の意味で。
観光客は奥まで入れないのですが、それでも雰囲気を感じることはできました。ある意味、このくらいの距離感が良いのかもしれません。
周辺を散策してみると、ウォールアートに群がるインスタ女子たちがいました。
少しオシャレなストリートと言った感じでしょうか。今後も発展していくと思います。
次に目指したのは2日連続のガーデンバイザベイです。1日目は夜の写真だったので、2日目は昼の写真を撮りたいという単純な考えです。
昼間は昼間で良いですね。結局、宙に浮かぶ橋は渡りませんでした…お金もかかるので。
それよりも隣にある2大ドームの植物園へ行きました。植物園と言えば温室ですがここは違いました。冷房がガンガン利いていて涼しい、時が経つにつれ寒い植物園へと変化していきました。
ラフレシアはシンガポールの創建者ラッフルズが発見し、それにちなんで付けた名前だそうです。ここのラフレシアはLEGOでしたが!
木のオブジェシリーズ。
バオバブの木もありましたが、思ったよりもバオバブ感がなくて残念でした。
外に出てみると夕暮れでした。夕暮れに染まるスーパーツリーも収めつつ…。
良い感じに夕焼けが始まったので、マリーナベイサンズのホテルの展望台からマジックアワーと夜景を堪能しようと展望台入り口へ向かいました。入り口には二人の門番が立っていました。今日は貸し切りで一般客はお断りだそうです。日曜に貸し切りって…どんだけお金を積めばできるのでしょうか。納得はできませんが、泣く泣く立ち去るほかありませんでした。ただ、これである意味、早めに帰ってゆっくり休めるとポジティブに考えるべきですね。宿泊先の隣のホテルで提供しているチキンライスが美味しいと"るるぶ"に書いてあったので行ってみました。
オシャレなチキンライスは美味しかったです。タレが三種類あり、左からバルサミコ酢,チリソース,生姜ソースとなっており、生姜が一番好みでした。まさに日本の生姜焼きを思い出し、ご飯がすすみました。
ご飯の後はホテルに戻り、写真を振り返りつつ早めの就寝となりました。

3月11日(月)
フルに動けるのはこの日で最後です。と言いつつも起きたのは7時頃でした。今回の合宿は年齢的にも無茶をしない…そんな感じでしょうか。
初日に水を吐くマーライオンを見ることができなかったので、シンガポールでも一番大きいマーラインを見ることにしました。ホテルから電車を乗り継ぎ、着いたのはセントーサ島です。今回はモノレールでアクセスしましたが、ケーブルカーやバスなどもあり、徒歩という手段もありました。時間をかけず安く済ませるにはモノレールが一番です。
セントーサ島にはUSS(ユニバーサルスタジオシンガポール)もありますが目もくれず、向かった先はマーライオンです。
ただマーライオンが立っているだけですが、それでも意外と感動しました。口の中が展望台になっているようです…もちろん上がりませんでした。
マーライオンで少なからず時間を使った後は島内にある水族館へ向かいました。
カジノもあるようです。
平日ということもあり、水族館は空いている様子でした。
ここの売りはハンマーヘッドシャークだったようで、一応は収めたのですが絵としては微妙でした。
もう一つ売り、高さ8.6メートル,横幅36メートルの巨大水槽です。この中にはマンタも優雅に泳いでいましたがクリアに写すことができませんでした。そして、この水槽の前にいればたくさんの物語があると思いきや…待てども待てども物語はありませんでした。
ゆっくりしている内にお腹も空いたので島内でお昼を食べました。
安心のディンタイフォンです。優しい中華料理は日本人によく合います。隣の席も日本人でしたし…。
お昼を食べた後は、2度目のチャイナタウンへ向かいました。初日にも訪れましたがまだまだ見るところがありそうだということで再訪です。
夢中で写真を撮っていると雲行きが怪しくなってきました。風も冷たく強くなってきたので近場にあったスターバックスで休憩を取ることにしました。すると予想通り大雨が降り始めました。激しいスコールとまではいきませんが、それなりに強い雨と風で…1時間ほど様子見をしました。その様子見の中で、今後の予定を練りました。昨日、どこかの大富豪のおかげでマリーナベイサンズのホテルの展望台から夜景を拝めなかったので、そこはリベンジしたいこと。あとはせっかくシンガポールに来たのであればチリクラブを食べてみたいこと。この二つを遂行することに決めました。
夜景を見た後にチリクラブという選択肢だと下手したら食べられない状況に陥ってしまう可能性もあるので、お昼から間もないですが先にチリクラブを食べることにしました。雨宿りをしていたスターバックスから近場の有名店を探しました。
ありました、良い店が。しかも、初日にツアーで訪れた生マンゴーを食べたお店のすぐ裏に…。何となく歩いていると見覚えのあるところに来たので、まさか初日に来ていたとは驚きました。
お店も開店直後ということもあり誰もいませんでしたが、チリクラブを食べ終わる頃には平日なのに結構なお客さんが来ていたので、やはり人気店だったのでしょう。
チリクラブはというと、少し辛かったのですがとても美味しかったです。チリソースと揚げパンの相性が抜群です。ただ、カニを剥くのが大変でした…言わずもがなですね。90シンガポールドル/kgは伊達じゃない!(お通しのように出てきたピーナッツは何だったのでしょうか…謎が残ります)
チリクラブを平らげた後は展望台へ向かいました。移動中に雨もあがりホッとしました。
展望台からの景色は最高でした。ほぼ360度見渡せます。ここから見る景色は都市開発が進むにつれ、刻々と変化しているのでしょうね。
雨上がりということで若干の曇り空で目立った夕焼けもありませんでしたが、休む間もなくシャッターを切っていました。ぽつぽつとビル群の明かりが…
次第にロマンチックな雰囲気になりました。
空の青が少し残るくらいの夜景が一番綺麗ですよね。
そろそろ切り上げかな…と思いつつも、時間の変化で表情を変える夜景から離れることができませんでした。するとあの時間がやってきました。
ガーデンバイザベイのスーパーツリーのナイトショーが始まり、
マリーナベイサンズの噴水ショーが始まりました。
このままいるともう一度同じ流れでショーを見ることになってしまうので、噴水ショーが終わったところで退散しました。特に寄り道することもなくホテルへ戻りました。

ということで写真はここまでです。

3月12日(火)
朝6時に空港集合だったので、4時前には起きて支度を開始し、5時30分にはホテルを出発しました。余った時間でお土産を買って、無事にシンガポール合宿を終えました。
帰りの飛行機では疲れが溜まっていながらも映画を二本観ることができました。羽田空港に戻ってからは現地解散し、次回の合宿までの英気を養う期間に入りました。


以上です。
今回もお疲れ様でした。今までの合宿で一番長いフライト時間でしたが、シンガポール自体は良いところでした。ストリートにゴミは落ちていませんし、カレーの匂いはしますが変な臭いもありません。ただ、予想以上にクセがないので、リピートしたいかどうかと問われると…とりあえず一度で良いかなという印象です。
今回気付くのが遅かったのですが、シンガポールは旅行者(日本人?)に優しかったです。まずは電車とバスの乗り放題(セントーサ島へのアクセス除く)のツーリストパスがあります。そして、各種観光スポットの割引クーポンがあり、楽天系列で電子決済が可能です。どちらももう少し早く気付いていればフル活用できたのですが、少なくとも途中で気付けて良かったです。

近いと思っていたけど実際には遠かったシンガポール。
日本の夏を思い出し、夏を先取りできたシンガポール。
日本と大差がない物価のシンガポール。
様々な文化が混じり合い、旅行者も区別なく英語ができる体で話しかけられるシンガポール。
治安の良さや街の綺麗さを考慮するとインスタ女子たちが殺到するのも分かるシンガポール。
今後も発展の余地(土地的にも拡張可)があるシンガポール。
象徴のマリーナベイサンズのホテルが崩壊するかもしれないシンガポール。

今後も目が離せませんね。


今回のカメラ機材
・FUJIFILM X-T2
・FUJIFILM X-T1
・FUJINON 23mm 1.4f
・FUJINON 50-140mm 2.8f
・SAMYANG 12mm 2.0f
・UHS-II 64GB×2
・SDHC Class10 32GB
・予備 SDHC Class10 32GB
・予備 バッテリー×3
・ミニ三脚
・C-PLフィルタ
・ソフトフィルタ
・ブロアー
・各種レンズペン
・2本同時に充電できる充電器(MicroUSB対応)
・モバイルバッテリー 20,000mA

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